院長ブログ

sp_btn01.png

2013.08.28更新

咳の原因としては呼吸器感染症や気道異物、気管支喘息など様々なものがあります。
今回から数回に分けて、日常診療においてよく遭遇する耳鼻咽喉科と関係が深い咳について書いていきたいと思います。
まず、今回は後鼻漏と咳についてです。
後鼻漏とは簡単に言うと、鼻漏が後鼻孔より、咽頭に流れ落ち、これを排出できない状態と考えてもらえれば、判りやすいと思います。
後鼻漏を起こしやすい疾患としては、慢性副鼻腔炎、かぜ症候群、アレルギー性鼻炎など、耳鼻咽喉科でよく見るものとなります。
後鼻漏が咳の原因となる場合、二つの機序が考えられます。一つ目は種々の病原菌を含んだ後鼻漏が下咽頭に流入し、急性、慢性の咽頭炎、喉頭炎、気管の炎症を引き起こし、咳を誘発するというもの。
二つ目は後鼻漏が直接、上気道や下気道、消化管に分布する咳受容体を刺激して咳嗽を誘発するというものです。
したがって、この咳の治療は後鼻漏を引き起こす疾患を適切に治療することにより、改善しうると考えられます。

投稿者: とりやま耳鼻咽喉科

院長ブログ Facebook とりやま耳鼻咽喉科オフィシャルサイト